新潟県の「佐渡島の金山」が世界遺産に登録されることが決まりました。 インドの首都ニューデリーで開かれているユネスコの世界遺産委員会は、日本時間27日午後、江戸時代を中心に日本最大の金の生産地として発展した新潟県の「佐渡島の金山」を世界文化遺産に登録すると決定しました。 「西三川砂金山」と「相川鶴子金銀山」の2つの構成資産からなる「佐渡島の金山」は、世界のほかの地域において採鉱などの機械化が進んだ時代に、高度な手作業による採鉱や製錬技術が継続した地域として価値を持つとされ、日本政府が世界遺産に推薦していました。 登録を受け、政府は今後「佐渡島の金山」における朝鮮半島出身者を含む労働者の過酷な労働環境の説明や、全体の歴史を紹介するための展示や施設の整備を進めるとしています。 日本国内の世界遺産は、これで26件となりました。
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