ゲームソフト大手6社の第1四半期(4~6月期)の決算が出そろった。本業のもうけを示す営業利益が前年同期を上回ったのは6社中、5社だった。昨年は、コーエーテクモとセガサミーのみが増益だったが、コーエーテクモ、バンダイナムコ、スクウェア・エニックス、カプコン、コナミが増益となるなど総じて良好だったといえよう(持株会社のホールディングスは省略)。 このなかでもとりわけ目立ったのは、スクウェア・エニックスだった。『ドラゴンクエストX』や『ファイナルファンタジー14』などオンラインゲームに加え、『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』や『スクールガールストライカーズ』などが寄与した。他の会社も同様、程度の差こそあれ、モバイル分野への取り組みが業績拡大に弾みとなっていることは確かだろう。バンダイナムコも「妖怪ウォッチ」や「アイカツ!」などの大ヒットコンテンツを抱える玩具事業とも相まって、他社を