「製品つくり」から「商品つくり」へ 2014年の前半で、株式会社ソニックガーデンをはじめて丸々3年経つことになります。社内ベンチャー時代から考えると5年です。 社内ベンチャーのソニックガーデンは、自分で開発をしたSKIPという社内SNSを販売するところから始まったので、最初の頃は私は「製品」を作ることに注力していました。プログラマでもあった私は、良い機能を作ることが重要だと考えていました。しかし、それではまだビジネスとしては駄目で、始まってもいませんでした。もちろん、売上などたつ訳がありません。未熟だったと思います。 私が次に取り組んだのが、その社内SNSを「商品」にすることでした。それまでは「何を作るか」ということは一生懸命に考えても、「誰に売るのか」というところが見えていませんでした。そこで自らプログラミングすることを封印し、どうすればお客さまが購入するだけの価値を感じてもらえるのか、