発表・掲載日:2005/01/27 有機薄膜太陽電池で世界最高レベルのエネルギー変換効率を達成 -プラスチックフィルム太陽電池の実現に向けて大きく前進- 有機半導体を用いる有機薄膜太陽電池は、シリコン太陽電池と同様の原理で動作する固体太陽電池であるが、これまではエネルギー変換効率が低かった。 有機p - n接合界面にナノ構造層(i層)を導入し、p-i-n接合型有機薄膜太陽電池を作製、ナノp - n接合を多数形成させることで光の利用効率を改善し、有機薄膜太陽電池において世界最高レベルのエネルギー変換効率4%を達成 軽量フレキシブルなプラスチックフィルム太陽電池の実現を加速 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という) 光技術研究部門【部門長 渡辺 正信】は、有機半導体を用いる有機薄膜太陽電池において、p - n接合界面に有機半導体が分子レベルで3次元的なp