今回は喜怒哀楽(きどあいらく)です。 よろこび、いかり、かなしみ、たのしい、と言った人間の感情を表した言葉です。 本当に見たまんまの言葉だね。 元の文章は、喜怒哀楽が無い状態を偏りの無い「中」と言い、喜怒哀楽があっても節度を保っていればそれを「和」と言う。 「中」は、天下の大本(たいほん)で、「和」は天下の達道(たつどう)である。それらが正しく行われれば世界は平和であろう、と言うような文章です。 達道って? 君臣、父子、夫婦、兄弟、友人との道を守る道徳です。 極端な感情は「和」を崩すね、なるほど。 出典は「中庸」でした。