都会のバス、第2の人生 排ガス規制で地方へ海外へ(1/2ページ)2008年11月16日7時57分印刷ソーシャルブックマーク 「新天地」に引き取られるのを待つ中古バス=愛知県弥富市、川津陽一撮影 名古屋市周辺や首都圏など3大都市圏で路線バスとして走る大型バスが「大量退職」時代を迎え、地方の路線で「再雇用」されるケースが目立っている。92年から始まった法律による排ガス規制で、これらの大都市圏では新車登録から12年を超えると車検を通らなくなったためだ。だが、まだまだ現役で走れるバスが多く、海外からの引き合いも多い。 札幌市から北に約100キロ。日本海に面した北海道留萌市内を、水色と緑色のバスが走る。前面には「増毛(ましけ)ライナー」。「沿岸バス」(北海道羽幌町)の市内路線だ。 この車体は、JR東海バス(名古屋市)が93年に新車として買った。同社は「愛知県瀬戸市内を走っていたバスに間違いないだ