「インテックス大阪」にある大阪コロナ大規模医療・療養センター(内覧会で撮影)この記事の写真をすべて見る 「野戦病院はとにかく寒かった、こういうものだったんだと思い知った。療養する場所じゃないですね」 【画像】靴下など防寒対策を勧める療養センターのしおりはこちら こう話すのは、大阪府内在住の30歳代の男性Aさんだ。 「野戦病院」と語るのは、大阪府が吉村洋文知事の肝いりで84億円をかけて国際展示場「インテックス大阪」を改装し、開設した新型コロナウイルス感染者向けの大阪コロナ大規模医療・療養センター(以下センター)のこと。 無症状・軽症患者用800床、中等症患者用200床、合計1000床で病床ひっ迫といわれる大阪府にとって「救いの神」となるはずだった。 そして無症状・軽症患者用は1月31日、2月15日に中等症患者用が開設された。2月4日にはじめて1人の入所があったが、翌日には宿泊療養でホテルに移