Safariのレンダリングエンジン「WebKit」は、いまやSafari以外のオープンソースプロダクトにも多数採用されている。Apple製品ではiOS、他社製品ではGoogle ChromeやAdobe AIRなど、例を挙げればキリがない。そのWebKitが次期OS X「Lion」に少なからぬ影響を与えるのは、むしろ必然だ。 現在、Appleが主導するWebKitプロジェクトでは、次世代のレンダリングエンジン「WebKit2」の開発を進めている。その概要は以前こちらとこちらにまとめたとおりで、現在も鋭意実装が進められている。 WebKit2はいまだ完成の域に達していないが、Lionに搭載される可能性は高いと見ている。 理由は2つだ。Lionがリリースされる予定の夏まで半年ほどの猶予があること、筆者が時折チェックしているWebKit2のソースに進展が見られること。特に後者は着実に進展している