毎年、8月15日が近づくと、話題になるのが東京九段の靖国神社だ。そして、テレビ番組やニュースで必ず映し出されるのが、「神門」である。 巨大な「菊の御紋」を嵌め込んだ「扉」がうやうやしく開かれる。 それと同時に数多の「善男善女」が本殿に向って吸い込まれていく。 宗教法人靖国神社のHPによれば、 神門は昭和9年(1934)に建てられたもので、中央の二つの扉には、直径1.5メートルの菊花の紋章が取り付けられています。平成6年(1994)の修復工事で、屋根の葺き替えが行われました。 とのことだが、この靖国神社を象徴する「神門」が日本の木材で作られておらず、すべて台湾阿里山の「タイワンヒノキ」で作られた、いわば「台湾神門」であることは、なぜか記されていない。 私も最近までは、伊勢神宮のように用材は「木曾美林」などから供給されているのだとばかり思いこんでいた。しかし、そうではなかった。 上の引用文は、