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ブックマーク / scrapbox.io/masui (10)

  • 接続辞書と日本語入力 - 増井俊之

    増井俊之.icon はMacでもAndroidでもChromeOSでも自前の日本語入力システム(IME)を使ってるのだが、「接続辞書」を使う単純なアルゴリズムを利用している。 世の中で広く使われているモダンな日本語入力システムは高度な自然言語処理によってかな漢字変換を行なっているが、実は高度な自然言語処理を利用しなくても効率的に日本語入力することは可能である。たとえばSKKという日本語入力システムは単純な辞書とアルゴリズムしか使っていないにもかかわらず高速な日本語入力が可能だったりする。(SKKはもともとEmacs上での日本語入力用に開発されたもので、増井俊之.icon も結構使っていたのだが、キーボードの利用が前提でありモバイル機器では使いにくいとか日語でしか使えないという制約がある) 接続辞書というのは「単語の次にどのような単語が続くか」を記述した辞書である。単語ごとに、読み/カテゴ

    接続辞書と日本語入力 - 増井俊之
  • Gyazoの超活用 - 増井俊之

    解説動画 https://www.youtube.com/watch?v=AaKi9ALE3wo Gyazoは2024年現在も改良が続いている。 リスト表示の高速化 EXIF情報から地図を表示 高機能な画像編集 関連画像表示の改善 (どういう関連があるのかがわかる) 音声追加 動画文字起こし/検索 無料版のGyazoは10枚しか表示されないのだが、有料のGyazo Pro(590円/月)は以下のような特長があるので情報管理に激しく便利である。無料版のGyazoユーザがGyazo Proに移行すると、これまでGyazoった画像をすべて使えるようになる。 容量無制限 全画像のリスト / 検索 長時間録画 (Gyazo Video) OCR 画像編集 広告非表示 個別画像にパスワード保護 関連画像表示 全画像データのエクスポート 音声追加 計算機で扱う様々なデータは、種類ごとに検索方法が異なるこ

    Gyazoの超活用 - 増井俊之
    nabeatsu1
    nabeatsu1 2020/05/02
  • 界面駭客日記 - 増井俊之

    nabeatsu1
    nabeatsu1 2020/03/30
  • 勉強工学 - 増井俊之

  • GyazoのOCRで情報整理 - 増井俊之

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    nabeatsu1 2020/03/05
  • なぜScrapboxはMarkdownを採用していないのか - 増井俊之

    字下げ.iconMarkdownというマークアップ言語がエンジニア界隈で広く使われている。もともとはHTMLをもっと簡単に記述したいという意図で開発されたものだそうで、<h1>タイトル</h1>と書くかわりに# タイトルと書けたりするので、記述が少し簡単になるというメリットがある。太字(<b>)やリスト(<ul><li>)なども簡単に書ける。 字下げ.iconMarkdownに慣れたエンジニアがよく「何故ScrapboxMarkdownを採用しないんだ」と言ってくる。「Markdownを採用しないとか馬鹿じゃないの?」とまで言う人もいる。こういう人々は完全にMarkdown脳というか、自分がタマタマ慣れているものがサイコーだと考えているだけに思える。 字下げ.iconScrapboxのようなWikiで一番大事なのはページ間リンクの記述であり、ここに[...]という単純な記法を使っているた

    なぜScrapboxはMarkdownを採用していないのか - 増井俊之
    nabeatsu1
    nabeatsu1 2019/08/18
  • 曖昧検索asearch

    曖昧検索は便利なものである。「ピテカントロプス」の綴りは難しいが、最近のGoogle検索は曖昧検索対応しているようで、「pitekantoropusu」で検索してもちゃんと直立猿人(Pithecanthropus)がみつかる。しかし「musogurusuki-」でムソルグスキーを検索できないようなので、改良の余地はあるのかもしれない。 Unix系の計算機システムやプログラミング言語では曖昧な検索を行なうために正規表現を使えるものが多い。正規表現とは検索パタンとして文字列の繰り返しや文字列の選択を指定できるもので、a*という表現で「0回以上のaの繰り返し」というパタンを指定したり、(abc|def)という表現で「abcまたはdef」を指定したり、a.cという表現で「aac, abc, acc, ...」を指定したりできる。たとえばpi.*ca.*puのような曖昧なパタンを指定すれば辞書からP

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  • 自己正当化の圧力 - 増井俊之

    人はいつでも自分の判断は正しいと思っており、余程痛い目にあわないとなかなか反省しないものです。大抵の説教は役にたちませんし、叱られたときは謝る前に言い訳してしまいます。 悩んだ後で難しい判断をした場合や、間違った選択をしてしまった場合、自分の行動は正しかったという理由を無理矢理捜して自分を納得させることがあります。一方、何気ない選択行動をした後でも、人間は常に自分の行動は正しかったと解釈しがちであることが知られています。自分の行動は正しかったと信じることによって心の平安が得られるからだと思われます。このような「自己正当化の圧力」は非常に強いものであり、Carol TavrisとElliot Aronsonのなぜあの人はあやまちを認めないのかというで様々な例が紹介されています。 例えば、高価な商品を購入した場合、買うかどうかを直前まで迷っていた場合でも、いったん購入してしまった後では、自分

    自己正当化の圧力 - 増井俊之
  • ユーザ評価の落とし穴 - 増井俊之

    人間が利用するシステムを作るときは必ずユーザテストが必要です。開発の初期段階において客観的な他人の目で見てもらうことにより、問題を早期発見することができますし、全くスジが悪いようであれば最初から考え直すこともできます。ユーザ評価の専門家であるJacob Nielsen氏によれば、ごく少人数のテストユーザにでも評価してもらうことによって劇的に問題点が減るのだということです。 完成したシステムについてもユーザ評価は重要です。新しいユーザインタフェースシステムを開発した研究者は、学会で論文を発表することによってそのシステムを世に広めるのが普通ですが、論文を発表するためには、識者による論文査読を通過する必要があります。新規でないシステムや有用でないシステムなど、発表する価値が無いシステムは査読の段階で問題点が指摘され、論文として発表されないようになっています。このとき、実際のユーザがそのシステムを

    ユーザ評価の落とし穴 - 増井俊之
  • 富豪的プログラミング - 増井俊之

    ユーザインタフェースのプログラムといえばすっかりグラフィカルユーザインタフェース(GUI)があたりまえになりました。ところが最近の計算機はメモリもディスクも大量に装備しているしCPUパワーも従来とは比べものにならないのに、意外と貧乏臭いインタフェースが生き残っているようです。よく見られる以下のようなインタフェースはちょっと貧しいと思われます。 マウスでウィンドウを動かそうとするとき、ウィンドウの枠だけマウスに追随し、中身はドラッグ終了後に再描画されるというシステムがあります。画面描画が遅かった時代はこういう工夫も仕方がなかったかもしれませんが、今でもこういうインタフェースを使っているのは貧しいでしょう。排他的論理和で枠を書いたりもとに戻したりしていれば貧しさ度アップです。でも調べてみたら同僚のほとんどが枠だけドラッグのシステムを使っていました。

    富豪的プログラミング - 増井俊之
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