久しぶりに読書レビューです。今回の本はコチラ。 『小説 上杉鷹山』童門冬二 著 文庫で684ページとかなり長いですが、時代モノの割りにスイスイ読めるので是非読んでいただきたい名作です。 ケネディが最も尊敬する日本の政治家 上杉鷹山 1961年、35代米国大統領に就任したジョン・F・ケネディが日本人記者団からの「日本で最も尊敬する政治家は誰ですか?」という質問に対して「上杉鷹山です」と答えたらしいです。 残念ながら記者団の中に上杉鷹山を知っている人はおらず、皆ぽかんとしてしまったとのこと。 今日は、そんな上杉鷹山の魅力をご紹介します。 破綻していた米沢藩の財政を立て直した上杉鷹山 上杉家といえば戦国大名の上杉謙信が有名ですね。武田信玄のライバルとしてよく描かれます。 上杉鷹山は上杉謙信から数えて10代目の当主で、謙信と直接血のつながりのない、義理の子孫です。 鷹山が藩主就任前の上杉家は、関が