<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2009年07月08日 (水)時論公論 「サミット 危機克服と中国の影」 (藤井キャスター) イタリアで開かれているサミット・主要8カ国の首脳会議はまもなく終了し、声明が発表されることになります。世界経済はどのように危機を克服するのか、その中で中国の役割は何か、大島解説委員です。 (大島解説委員) 今晩は。イタリアのラクイラで開かれているG8サミットは、まもなく終了し、そのあとG8声明が発表される見通しです。今夜はまず、世界経済が今どういう状況にあるのか、そしてそれが今回のサミットにどのように反映されるのかについて考えてみたいと思います。 去年秋のリーマンショック以降、各国が打ち出した大規模な財政出動や金融緩和策はあくまでも緊急の対策だったと位置付けた上で、時機をみて正常化、つまり危機対応からの出口を構築しようという議論です。世界経済は