【パリ=本間圭一】フランス北部ノルマンディー地方で、農産物の価格低迷に反発して、酪農家らがトラクターで主要道路を封鎖し、世界遺産の景勝地モンサンミッシェルに観光バスが入れないなどの騒ぎとなった。 AFP通信などによると、酪農家らは買い取り業者が牛肉や乳製品などの価格引き上げに応じるよう要求しており、政府に対応を要求。先週末、封鎖を開始し、20日にはモンサンミッシェルに通じる道路まで範囲を広げた。ルフォル農業相は21日、北部の都市カーンで酪農家らと会談し、封鎖の解除を求めたとみられる。 モンサンミッシェルは年間約300万人が訪れる観光地。日本人にも人気がある。