「公平であるべき国家試験の根幹を傷つけてしまった。大変申し訳なく、悔いている」「娘のような気持ちになって視野が狭まり、当時は犯罪だと思い至れなかった」 司法試験問題を教え子で交際相手の20代の女性受験者に漏洩したとして、国家公務員法(守秘義務)違反罪に問われた青柳幸一被告(67)は10日に東京地裁で開かれた初公判で起訴内容を認め、そう謝罪した。 青柳被告はさらに、「憲法上の平等原則などを研究テーマとしており、フェアをモットーとして生きてきたが、フェアではないことをしてしまった。司法試験に関わる全ての人や、これまでの教え子らに顔向けできない」とも陳述した。 ただ、検察官や裁判官からは「なぜ法学研究者でありながら、そんな愚かなことをしたのか」「どれほど悪質な犯行か分かっているのか」と厳しく追及され、消え入りそうな声になる場面も。「これまでの職や社会的立場、今後の研究者生命を全て失った」という青
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