第100回全国高校野球選手権大会で準優勝した秋田県代表の金足農(秋田市)の選手らは23日、同校での始業式に続いて開かれた全校生徒や保護者、地域住民に向けた報告会に臨んだ。渡辺勉校長は同校に約1億9000万円の寄付が集まったことを明らかにし、感謝の言葉を述べた。 全校生徒約500人と詰めかけた市民ら約1000人の前で、中泉一豊監督やエースの吉田輝星投手らが、甲子園での熱戦の軌跡を報告。佐々木大夢主将が渡辺校長に準優勝の盾を贈呈した。渡辺校長は「声援をいただきありがたい。選手は準優勝を自分の未来を切り開くきっかけにしてほしい」と話した。 佐々木主将は「いろんな人の支えがあってここに立てていると思う。日本一の応援をありがとう」と笑顔で話した。 金足農は選手全員が地元出身の県立高で、今大会唯一の農業高だった。「雑草軍団」が強豪相手に勝ち進む姿に、地元住民だけでなく全国の農業関係者らからも「勇気づけ