命題集(Libri Quattuor Sententiarum) 『命題集』(めいだいしゅう、羅:Libri Quattuor Sententiarum(四巻の命題集))は、12世紀にペトルス・ロンバルドゥスが著した神学書。本書は神学的問題の体系的な集成となっており、1150年頃に書かれた。書名は「sententiae」、つまり聖書の記述とそれに対する権威ある言明ということに由来する。 起源と特性[編集] 『命題集』は、ヒエロニムスによってラテン語に訳された聖書(ウルガータ聖書)を用いて講義を行った教師たちによる注釈集(聖書に対する説明・解釈)を先駆者とする。注釈は文法や統語構造に関するものであるか、もしくは教義の中で幾分難しい点に関するものであった。しかし、これらの注釈集は包括的なものではなく、むしろ聖書自体の行間や余白に書き込まれる類のものであった。ロンバルドゥスはその上を行き、様々な
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