Festoはこの数年で現実のトンボ型飛行ロボットを開発したが、米中央情報局(CIA)は1970年代に既にその分野に進出していた。CIAの研究開発部門が開発した「Dragonfly Insectothopter」の目的は、トンボのような飛行機を作ることではなく、諜報活動だった。この小型無人機は情報収集のための概念実証で、翼を羽ばたかせる小型エンジンを搭載し、後部には推進力を増すための噴出口が設けられていた。テストでは順調に飛行したが、実際に配備されることはなかった。少しでも横風が吹けば使用不能になったからだ。Insectothopterが飛行する様子を確認できる動画が公開されている。 提供: CIA