2012年10月12日19:25 カテゴリ本・映画などなど アイン・ランド 「肩をすくめるアトラス」読了(重バレあり) 評価はB-。 『アメリカ人が、影響を受けた本2位』(聖書が1位)ということで、読みました。 どういう影響かはわかりませんが、僕の正直な感想としては「こんな本に影響を受けるようでは……」というものでした。 この小説のあらすじをおおざっぱに書くと ・作中世界では社会主義が広まっている。天才が虐げられ、天才の富が分配され、無能な貧乏人が『たかり屋』として利益を貪っている。 ・天才はとうとうたまらずに逃げ出し、残された世界は崩壊する。 という流れです。 実際、『社会主義崩壊』のプロセスはなかなか真に迫った描写で、面白い。 また、「国家のため、公共のために他人に自己犠牲を強要(して、自分を守る)する人間」などは戦時中などにも散々展開された光景ですし、「人生は楽しむもの」というあたり