Intel変調? かつてIntelは最先端のプロセス技術を移植した世界最大の製造キャパシティを擁し、先進的なx86プロセッサのアーキテクチャで世界の半導体業界のトップに君臨する圧倒的な存在だった。 そのIntelの最近の動きに変調がみられる。そのきっかけは14nmプロセスの開発遅延であった。これによってIntelはCPUを市場に十分に供給できなくなる事態となり、それはIntel自身の問題のみならず、メモリの在庫上昇を引き起こした。現在の半導体市場の市況はその後に来た米中の貿易摩擦の問題でさらに悪化しているが、Intelは未だにプロセス技術開発の問題を引きずっているようだ。 最近のWebの海外ニュースに、IntelがSamsungのファンドリ部門に対し14nm製品の製造依頼を行った、という驚くべき見出しが出た。これが本当だとすれば、Samsungにとっては、すでにカスタマとなっているQual
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