中央値の中央値(ちゅうおうちのちゅうおうち、英: median of medians)とは、クイックセレクトに基づく選択アルゴリズムのことである。k番目に大きい要素を選択するための最悪計算時間が線形になることが特徴である。 このアルゴリズムでは、最初におおよその中央値を線形時間で探索し、その値をクイックセレクトでのピボット値とする。つまり、(漸近的な)おおよその中央値選択アルゴリズムを使って、(漸近的な)一般値選択アルゴリズムを構築したものである。 このアルゴリズムは、マヌエル・ブラムら[1]によって開発されたもので、著者の名字の頭文字を取ってBFPRTとも呼ばれる。この原著では中央値の中央値アルゴリズムをPICKと呼び、クイックセレクトをFINDと呼んでいた。 クイックセレクトは分割統治法であり、計算の各段階で、残っている探索対象の要素が個の場合にの計算時間を必要とする。そのためクイック