アナフィラキシー(英: anaphylaxis)とは、原因物質(抗原)により感作される準備期間の後、その原因物質が再び生体に接触することで引き起こされる免疫学的機序による全身的なアレルギー反応[1]。 アナフィラキシーによるアレルギー反応をアナフィラキシー反応(アナフィラキシーショック)という。一方、免疫学的機序によらず過去に原因物質(抗原)に接触したことがなかった者にも同じような症状が生じることがあり、このような非免疫学的機序によるものはアナフィラキシー様反応というが、アナフィラキシー反応とアナフィラキシー様反応の区別は実際には困難なことが多く、症状や対処法もほぼ共通することから区別されずに扱われることが多い[1]。実はこの「アナフィラキシー」の言葉の定義については、つい最近までは曖昧な部分があったために、長い間アレルギー医はその言葉の使用法に困っていた。その発生メカニズムがIgEを主と
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