(CNN) 日本政府による尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化に反発する大規模デモが中国で続いたことに対し、日本国内で戸惑いの声が広がっている。 タカギ・ミカさん(40)は5歳の息子に「中国の人って悪い人たちなの?」と尋ねられたことをきっかけとして、報道の内容や今回の事態の背景について考えるようになったという。 日本のメディアは連日のように、北京の大使館前に集まった大勢の人たちが瓶や卵を投げつける映像や、中国各地で日系企業の店舗などが取り囲まれたり略奪されたりする映像を流してきた。 ヤマシタ・キヨシさん(65)は「過去に日本が中国を侵略したことに対して中国人が怒るのは分かる。しかしそれは過去のことだ」「日本も米国が落とした原爆の犠牲になったが、そのことに対して米国を非難し続けたりはしない。それが戦争だ」と指摘する。 中国では過去にも反日デモが繰り返されているが、今回ほど連日にわたり、激化した
【深セン(中国広東省)=吉田健一】広東省深センの複数の日系工場で20日、中国人従業員によるストライキやデモが19日に続いて相次いだ。 従業員らは日本政府の尖閣諸島国有化に抗議する名目をとりながら賃上げなども要求、「反日」を経営陣への圧力に利用している。 深セン市宝安区にある東芝テック(本社・東京)の工場では、従業員多数が周辺の日系工場従業員と共に「日本製品ボイコット」などとシュプレヒコールを上げてデモ行進し、参加者によると、その規模は少なくとも3社の1000人以上に膨らんだ。 同市竜崗区にあるブラザー工業(本社・名古屋市)の工場でもデモの動きがあったが、警官隊に阻止された。複数の日系工場従業員は本紙に尖閣国有化への抗議と合わせて「賃上げを求める」と語った。また、上海郊外の日系工場でも20日午前にストライキがあったほか、広東省中山の工業地帯でも19、20日、日系工場従業員によるデモが起きたと
9月20日、日本損害保険協会会長の柄沢氏は、中国での反日デモで被害を受けた企業に対する損保会社の支払い規模について、数十億から数百億円くらいの可能性があると述べた。写真は16日、深センで行われた反日デモ(2012年 ロイター/Tyrone Siu) [東京 20日 ロイター] 日本損害保険協会会長の柄沢康喜・三井住友海上火災保険社長は20日の定例会見で、中国での反日デモで被害を受けた企業に対する損保会社の支払い規模について、個人的な感想と前置きしたうえで、数十億から数百億円くらいの可能性があると述べた。 柄沢会長は、被害状況について「われわれとしても把握したいが、お客様も把握していない中で想定は難しい」と指摘。そのうえで「全体では、数十億から数百億円くらいの可能性があるが、政府の賠償もありまったく個人的な感想だ」と語った。
ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は20日、反日デモが行われた14日から15日にかけて、上海の地元警察が「尖閣諸島が中国固有の領土であることを支持する」との内容の紙をユニクロ店舗に貼るよう指示していたことを明らかにした。 これを受けて中国人店長が独断で約40分間、紙を貼り出したという。 同社によると14日夜、上海郊外のショッピングモール「開元地中海広場」のユニクロを含む日系数店舗が地元警察に呼び出され、翌日からの大規模デモに備えた安全確保策として、「支持釣魚島是中国固有領土」と書いた貼り紙を掲示するよう指示されたという。 ユニクロの店長は当初、政治・外交問題に関与しないとの社の方針に従って、指示を無視していたが、15日正午ごろになって、デモの数が1000人以上に膨れあがり、地元警官から改めて「もっと大規模なデモが来る。直ちに貼るように」と強い口調で言われたため、デモ隊が通り過ぎるまで
中国北京の米国大使館前でゲーリー・ロック(Gary Locke)駐中国米大使が乗った公用車を囲む反日デモの群集。現代美術家、艾未未(アイ・ウェイウェイ、Ai Weiwei)氏が撮影しインターネット上に投稿した動画より(2012年9月19日撮影)。(c)AFP/Courtesy of Ai Weiwei 【9月20日 AFP】(一部更新)中国の反体制的な現代美術家、艾未未(アイ・ウェイウェイ、Ai Weiwei)氏が20日、同国各地で起きている反日デモは中国政府指導者たちの後押しを受けているとAFPの取材に語った。 艾氏は18日、北京(Beijing)の米国大使館近くの友人宅を訪れていた際、群集がゲーリー・ロック(Gary Locke)駐中国米大使の公用車を壊す様子を目撃し、ビデオ撮影したという。現場は日本大使館にも近い。 艾氏によると、抗議の声が聞こえたため録画を開始した。見ると、50人ほ
中国の反日デモについてさまざまな情報、報道がそろってきたが、気になるポイントの一つに現地中国人は何を考えているのか、ということ。その意味で空気感がわかる面白い記事があったのでご紹介したい。 ボクが経験した反日風潮 9月15日午前、ボクは完成した紙面をDTP担当に送った。5分後、その担当から電話。「この日本の月9の記事、(検閲に)通りますか?」という内容。 政治に対して感度ゼロのボクはこの電話を不思議に思うだけだったが、ほぼ同時に今度はある夕刊紙の副編集から電話がやってきた。来週掲載予定のコラムを書き直して欲しいのだという。提出済みの原稿が奈良国立博物館の東大寺特別展絡み、つまり日本関連だったためだというのだ。編集者の気まぐれではないことを説明するため、その副編集長は電話越しに当局の通知を読み上げた。抑揚たっぷりに、句読点すら間違えないようにとの意気込みで。 ちょっとむかついたボクはマンショ
反日デモの最中、毛沢東像を罵倒した老人を新左派の大学教師が平手打ちする事件が起きて、話題となっている。2012年9月20日、新京報が伝えた。 平手打ち事件の加害者として、批判の的となったのは北京航空宇宙大学経済管理学院の韓徳強・研究員。薄熙来事件のあおりを受けてお取りつぶしになった左派のウェブサイト・烏有之郷の創始者の一人だ。 政府が理性的なデモを呼びかけている最中での暴行。しかも「ボクらが気持ち良くデモしているのを邪魔するやつは殴る」(超要約)という醜悪すぎる言い訳と、毛沢東時代を知らない毛信者が、毛沢東時代を本当に知っている老人を殴るという切ない構図に、この話題はあっという間に広がっている。 というわけで、韓研究員の弁明をご紹介したい。 ■韓徳強の弁明 2012年9月18日、日本大使館前の道路では、1万人もの憤怒した中国人が高らかに「釣魚島を守れ、打倒小日本」「毛主席万歳」「日本製品ボ
【新唐人2012年9月19日付ニュース】反日デモで掲げられた横断幕とスローガンを見てみましょう。「生きている限り島を守り 日本軍と生死を共にする」 あなたたちは一体どっちの見方?皇協軍なのですか? 次は「毛主席、八路軍、国軍、小日本がまた我らをいじめにきた」。句読点に注意してください。いじめに来たのは国軍ではありません。 この人の背中に書いてあるのは「祖国万歳」「保鈎(かぎ)」です。ネット上では愛国青年らから認めてもらえず、反日デモを邪魔しにきたと言われています。 このデモ隊は韓国の店の前で叫んでいます。「釣魚島を返せ!日本製品ボイコット!」 釣魚島と韓国が何の関係がありますか? これを見てください。この中高校生らが持っている横断幕には「躍馬揚刀入東京」とありますが、ある人が質問しました。「君たちは身分書を持っているのか?身分証なしで包丁が買えるのか?中国では包丁は実名登録制なのを知らない
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