世田谷区と杉並区にわたって、8km以上続く一直線の道路があります。都道に指定されているこの道路、成り立ちは大正時代までさかのぼります。 都内を延々と直進する道路、正体は? 地図で都内を見ていると、小田急の祖師ヶ谷大蔵駅付近から丸ノ内線の新高円寺駅付近まで、一直線に道路が走っているのが見えます。 拡大画像 都内を南北に真っすぐ通る道路(画像:国土地理院) この道路は東京都道・高円寺砧浄水場線に指定されています。現地に行くと、大部分がセンターラインのない狭い道路ですが、ほぼ全線が直線のため、道路がはるか遠くまで続いていくのを見通すことができます。 東京の街並みは武蔵野台地とそれを川が浸食していった地形の関係で起伏が大きく、道路もその起伏に合わせてほとんどが曲がりくねっています。にもかかわらず、この直線道路はどうしてこんなにもまっすぐ走っているのでしょうか。 実はこの道路の真下には、「荒玉水道」
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