印刷 関連トピックス野田佳彦台風 2009年の政権交代で廃止された「事務次官会議」が復活しそうだ。東日本大震災後に事務次官を集めてつくった「各府省連絡会議」が、毎週金曜日に定例化され、国政全般の幅広いテーマが扱われる。会議の名称こそ異なるが、官僚の発言権が強まるのは確実だ。 9日正午、首相官邸に事務次官級の17人が集まった。野田政権になって初の「各府省連絡会議」。廃止された事務次官会議と同じく主役は次官だ。その中には野田佳彦首相に近い財務省の勝栄二郎事務次官もいる。司会は国土交通省の事務次官から昇格した竹歳誠官房副長官が務めた。 藤村修官房長官は「蓮舫行政刷新相が(無駄の削減を)ビシバシやるので、皆さんそのつもりで対応して欲しい」とあいさつ。次官たちは昼食をとりながら、震災復興対策や円高対策、台風12号被害への対応などについて意見交換した。 関連記事仙谷氏、次官同士の調整も容認 政官