関連トピックス関西電力原子力発電所 経済産業省原子力安全・保安院は24日、関西電力美浜原発(福井県)と、その近くにある日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」について、敷地内に走る断層の調査を両事業者に指示することを決めた。敷地周辺の活断層が動いた時に引きずられて一緒に動く可能性を調べる。 美浜原発ともんじゅの敷地内には原子炉建屋直下を含め、それぞれ9本の断層がある。また、両者の間に活断層の「白木―丹生(にゅう)断層」が通る。この活断層は美浜から東に約1キロ、もんじゅからは西に約500メートルしか離れていない。 関電と原子力機構は、敷地内の断層は「最近動いた形跡はなく活断層ではない」と説明。しかし、判断するにはデータが不十分との意見が専門家から出ていた。保安院は白木―丹生断層が動いた際に、敷地内の断層が一緒に動かないことを確認するには、さらに調査が必要だと判断した。 続きを