「高」評価ほど環境にやさしい 魚介類の乱獲や海の汚染を防ぐため、環境にやさしいすしネタを選ぼう――。世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、マグロやエビなど日本人がよく食べる魚介類について、環境に与える影響を評価した「寿司(すし)ガイド」を作った。ネタ選びの際に参考にしてもらうのが狙い。 身近なところから海の生態系について考えてもらおうと、代表的なすしネタ22種を取り上げた。乱獲の有無や漁獲・養殖方法に無理がないかなどを独自の手法で数値化し、評価した。 環境への影響が最も深刻なのは、天然では大西洋産の本マグロ(巻き網、はえ縄)、インド洋産のミナミマグロ(はえ縄)など。養殖では、国産のカンパチやチリ産のサーモン、タイ産のエビなどが周辺海域を汚すなど悪影響が大きいとされた。比較的安心して食べられるのは、日本近海の天然ブリ、サバ、サンマ、イカなど。養殖では国産ホタテなどが選ばれた。 続きを読