関連トピックスチベット 中国四川省の「アバ・チベット族チャン族自治州」で27日、チベット族の僧侶ら2人が焼身自殺をはかり、死亡した。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)などが伝えた。中国のチベット族居住区で中国共産党の統治に抗議して焼身自殺を図った人は、2009年から51人になった。 RFAによると、18歳のチベット僧と17歳の住民。アバ県にある寺院の近くで体に火をつけ、共産党の統治に抗議するスローガンを叫びながら歩いた後、地面にくずおれた。警察が2人を病院に運んだが、いずれも死亡したという。インド・ダラムサラにあるチベット亡命政府も同様に伝えている。 四川省や青海省などのチベット族居住区では焼身自殺などによる抗議活動が続いており、治安当局が住民の監視を強めていた。しかし、13日にも同じアバ県で2人が焼身自殺を図るなど、09年から少なくとも40人以上が死亡しているとみられる。(