尖閣諸島国有化で「反日」気運はまさに"開戦前夜"!? 日中国交正常化40周年を目前に極まる野田政権の「外交鈍感力」 9月14日午後、北京の日本大使館。公安や武装警察が取り巻き、ものものしい警備が続いていた。日本大使館がこれほどの緊張感に包まれるのは、久々のことだ。 これに先立って日本大使館へ向かって乗ったタクシーでは、運転手がのべつ幕なしにがなり立てた。 「日本人はもはや我が民族の敵だ! 一刻も早く人民解放軍が乗り込んで、釣魚島を奪取すべきだ!! 13億人民が対日開戦を支持している!!!」 9月12日に、日本政府が20億5,000万円で尖閣諸島を購入したことで、中国の反発が一気に高まっている。 オール霞が関で臨んだ天津の「ジャパンナイト」 話は、その前日の9月11日夜に遡る。この日、北京の外港にあたる天津の日航ホテルで、「ジャパンナイト」と題するイベントが開かれた。主催したのは日本政府であ