米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイに試乗した。機体の揺れや回転翼の音は、想像していたよりも小さい。最大の特徴であるヘリコプターモードと固定翼モードの転換も、いつ回転翼を動かしてモードを切り替えたのか気づかないほどスムーズだった。 3日夕(日本時間4日朝)、ワシントン郊外の国防総省。ヘリパッドにオスプレイが降りてきた。ずんぐりとした胴体と大きな主翼が際立っている。 機内に入ると天井や側壁にはむき出しのケーブルがはう。側壁に沿って跳ね上げ式の座席が左列に12席、右列には13席並ぶ。 「死傷者や民間人の退避も重要な任務だ」と隣に座った海兵隊員。担架は12床収容できるという。 座席に腰を下ろす。向かいの人の足との間にはサッカーボールが1つ入るぐらいの余裕はあるが、航空自衛隊のC1輸送機に比べればはるかにコンパクトだ。 「バシャ、バシャ」。回転翼が空気をたたくような音が少し大きくなったと気
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