滋賀県教委が設置した、いじめから子供を守るための対策を検討した会議の初会合=11日午前10時半、大津市(藤原直樹撮影) 大津市で中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題を受け、滋賀県教育委員会は11日、いじめ対策会議の初会合を大津市内で開いた。 県教委のほか、県庁の関係部局や各市町の担当者も出席。スクールカウンセラーの派遣など大津市へのサポートの在り方を議論するほか、各市町のいじめへの対応状況を確認し、共通認識を図るのが狙い。 冒頭で県教委の担当者は「いじめは絶対に許されない。わたしたちにはいじめをしない、させない生徒を育てる大きな使命がある」とあいさつした。 会議では大津市の問題のほか、県内で起きたいじめの事例が紹介され、恒久的な対策を検討していくことを確認した。
大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13)が自殺した問題で、市教委が、いじめに関する正式な報告書を作成せず、県教委を通じて文部科学省に提出していなかったことがわかった。市教委は「怠慢と言われれば、その通りだ」と不備を認めている。 文科省によると、学校の生徒に自殺などの重大な事案が起きた場合、いじめとの因果関係がはっきりしない段階でも報告書の提出が必要とされる。同省児童生徒課は「大津市から自殺に関する報告はない。背景がわからず、データを提供できなかったのかもしれないが、報告が必要だった可能性がある。再調査には指導、助言していく」という。 市教委学校教育課の担当者は、取材に対し「生徒の自殺後、県教委には口頭や書類で説明してきた。自殺の背景を隠す意図はなく、どう報告しようかと想定しているうちに時間がたった。怠慢と言われればその通りだ」と説明。県教委学校教育課は、書面による報告がな
大津市で中学2年生の男子生徒が自殺した問題で、男子生徒が同級生から金を脅し取られていたと複数の生徒が学校のアンケートに答えていたことが、新たにわかりました。 去年10月、大津市で中学2年生の男子生徒が自殺した問題について、学校側が全校生徒を対象に行ったアンケートでは、男子生徒が同級生から自殺の練習をさせられていたという回答が複数寄せられていました。 この回答について大津市教育委員会は、「事実かどうか確証が持てない」として公表していませんでしたが、新たに、男子生徒が同級生から金を脅し取られていたと複数の生徒が答えていたことがわかりました。 回答には、「同級生が男子生徒を脅して銀行の口座番号を聞き出し、金を取っていた」とか、「銀行の番号を無理やり言わせて遊ぶためにお金を使っていた」と書かれていたということです。 教育委員会は同級生から自殺の練習をさせられていたという回答と同様、金を脅し取られた
大津市で昨年10月、公立中2年の男子生徒が飛び降り自殺した問題で、学校が同月に実施したアンケートに複数の生徒が「自殺の練習をさせられていた」と回答したが、市教育委員会は公表せず、調査も約3週間で打ち切っていた。「子供に不安が広がる」という保護者の要望があったことを理由に挙げているが、事実の解明を途中で投げ出した格好の市教委には抗議の声が相次いでいる。「隠したとはとらえていない」。事態が明るみに
昨年10月、滋賀県大津市で自殺した男子中学生が同級生から「自殺の練習」を強要されるなどのいじめ行為を受けていたことが発覚した問題で、事件当時、市教委、大津署、担任教師が被害者側の訴えに耳を傾けなかったという指摘に対し、三者がそろって「黙殺の練習だった」と話していることがわかった。 この事件は昨年10月、同級生からいじめを受けていた中学2年の男子生徒がマンションから飛び降りて自殺したもの。その後、学校が実施したアンケート調査で「殴る蹴るの暴行を受けていた」「万引きを強要されていた」ほか、「自殺の練習をさせられていた」「蜂の死骸を食べさせられそうになっていた」など、異常な実態が明らかになったにもかかわらず、市教委はこれらの回答を公表せず、内容の真偽についても確認しなかった。 また、男子生徒の父親は生徒の自殺後、3回に渡り大津署に暴行容疑の被害届を提出しようとしたが、対応した署員は「犯罪として事
大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、男子生徒へのいじめについて学校側が直後に在校生徒に実施したアンケートで、教諭が「見て見ぬふり」「一緒になって笑っていた」などといじめを放置していたことを示す回答が少なくとも14人分あったことが4日、関係者への取材でわかった。アンケートには男子生徒が自殺の練習をさせられていたとの回答があったことがすでに判明。市教委は「自殺の練習」と同様に、事実確認できないとして公表していなかった。「先生も知っていたけど、こわくて言えなかった…」 教諭の放置を示す回答は記名8人、無記名6人で、直接見聞きした内容が1人、伝聞が13人。「先生も見て見ぬふり」や「一度、先生は注意したけれどその後は一緒になって笑っていた」と記されていた。また「先生もいじめのことを知っていたけどこわくて言えなかったらしい」などとするものもあった。 一方
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