インターネット経済の本質を切り取って見せた『ロングテール』『FREE』というヒット作のある米『WIRED(ワイアード)』誌元編集長のクリス・アンダーソン氏。昨年9月には3冊目となる『MAKERS』を上梓(日本語版は同10月刊行)、第3の産業革命によってものづくりの在り方が大きく変わると予想する。これを受け、週刊東洋経済1月12日号では日本でも広がりつつあるメイカーズムーブメントを「メイカーズ革命」と名づけ、特集を組んだ。 ――『MAKERS』ではメイカーズ革命が「第三の産業革命」になると提唱しているが、そう考えるようになったきっかけは。 私の場合、自分が始めて夢中になったことが何か大きなムーブメントの一部ということが多い。メイカーズ革命にかかわったのも、5人の子どもたちに理科の実験材料を探していたのがきっかけだ。 レゴのロボティクス教材を使ってラジコン飛行機を自動操縦する実験を考えついたの
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