目的は何か 不動産投資という場合、その内容は節税からマイホームの取得、理想の家づくりまで多岐にわたります。そこでまず、本を読む目的が何かをはっきりさせることが大事です。大きく分けて、(1)純粋に投資で成功したい、(2)不動産を利用して相続税を節税したい、(3)自分の住まいを確保したい、の3つの目的になるのではないでしょうか。 まず、純粋に投資として成功を目指すなら、いきなり実物不動産ではないはずです。株式や債券、投資信託、外国為替、あるいはリート(不動産投資信託)などの金融商品と実物不動産を比べ、これらの市場特性や資産特性を理解したうえで判断すべきだと思います。また不動産に限らず、世の中でブームと喧伝される時期には、価格が相当上がってプロは売り抜ける機会を狙っており、素人は高値づかみで失敗しがちなので慎重さが求められます。 不動産を利用して相続税を節税しようと考える人は、低・未利用地の地主