東京都品川区教育委員会は、いじめを繰り返す子供を出席停止にできる制度を積極的に適用することを決め、5日、区内の全教職員を対象に研修会を開いた。 出席停止は、学校教育法で定められた行政処分。他の子供や教職員への暴力行為などがあった場合、公立小中学校の児童・生徒の保護者に対し、市区町村教委が命じることができる。ただ、教育現場は運用に慎重で、文部科学省によると、いじめを理由とした出席停止は2010年度までの4年間で全国11件にとどまる。 区教委は「最大限の指導・努力をしても解決しない場合、いじめる側の児童・生徒に毅然とした指導をする必要がある」と判断。今月からの積極運用を決めたという。 若月秀夫教育長は「出席停止は最後の手段であり、抑止効果を期待している」としている。
東京都清瀬市の私立中学校で同級生から暴行などのいじめを受け、重傷を負うなどしたとして、中学2年の男子生徒(13)と両親が、警視庁東村山署に被害を相談していたことが8日、警視庁への取材で分かった。同日中にも傷害などの容疑で被害届を出す意向という。 重傷を負わせたとされる同級生については、同署が今年1月27日に、暴行の非行事実で児童相談所に通告。退学処分とされたが、ほかにも男子生徒にけんかを強要するなど、いじめに関わっていた同級生がいるという情報もあり、同署では、詳しく男子生徒らから事情を聴き、事実を確認する方針。 警視庁によると、男子生徒は今年1月、校内で、同級生からコンクリートに頭を打ち付けられるなどの暴行を受けて意識を失うなどした。その後、意識は回復したが、肋骨(ろっこつ)を骨折したうえ、心的外傷ストレス(PTSD)とも診断されていた。
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