この記事は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。ご自身が現実に遭遇した事件については法律関連の専門家にご相談ください。免責事項もお読みください。 条例(じょうれい)は、 日本の現行法制において地方公共団体が国の法律とは別に定める自主法。本記事において解説する。 日本の旧法制において地方公共団体の議会が国の法律とは別に定める自主法。現行に比べて限定的であり、府県会においてはその権限がなかった。市制(明治21年4月25日法律第1号)第31条、町村制(明治21年4月25日法律第1号)第33条により市町村レベルで制定が認められていた。実例として市吏員退隱料條例(明治28年8月9日東京市條例第2号)[1]がある。 本記事において解説する。 箇条形式の法令のこと(本来の語義) 日本でも大正ごろまでは、国の法令に条例と名づけることがあ