南米ブラジルの刑務所で、ドリルの刃や携帯電話などを体に巻きつけられた猫が敷地内に入ろうとしていたところを見つかり、何者かがこの猫を使って受刑者の脱走を助けようとしたのではないかとみられています。 猫が見つかったのはブラジル北東部のアラゴアス州にあるアラピラカ刑務所です。 今月1日、警備員が刑務所の正門から中に入ろうとしていた不審な白い猫を見つけ、捕まえました。 猫の体にはテープが頑丈に巻きつけられていて、警備員がナイフではぎ取ると、ドリルの刃や携帯電話と充電器などが次々と出てきました。 この刑務所には受刑者260人余りが収容されていて、何者かがこの猫を使って脱走を助けようとしたのではないかとみられています。 そのあと、この猫はけがなどをしていないか検査するため、現地の動物保護センターに引き取られたということです。 ブラジルではおととし、ほかの刑務所で受刑者80人余りが脱走する事件があったほ