MNLAが主張するアザワドの位置。トゥアレグ族が主に住むのは濃い灰色の点の地域。西は主にムーア人、南は主にサハラ以南の人々が住んでいる。 アザワド(トゥアレグ語: ⴰⵣⴰⵓⴷ[4], アラビア語: أزواد, Azawad)は、マリ共和国北部の地域。反政府勢力アザワド解放民族運動(Azawad National Liberation Movement、MNLA)をはじめとしたグループが2012年初頭からの紛争でマリ軍をトゥアレグ族が主張する領土から駆逐した後に、一方的に独立宣言を行った地域である。ただし国際的な国家の承認は得られていない。MNLAはマリの地方行政区画のうちトンブクトゥ州、キダル州、ガオ州、モプティ州の一部から成っていると主張している[5]。南西をマリ、南をブルキナファソ、北西から西にかけてをモーリタニア、北をアルジェリア、東から南東にかけてをニジェールに囲まれている。サ