(CNN) オバマ米大統領の支持者が大統領選挙での勝利を祝う中で、世界中の実業界や金融政策当局のリーダーも大統領に祝辞を送った。しかし、世界経済のリーダーは同時に、(歳出削減と増税が自動的に発動される)「財政の崖」という問題へのワシントンの取り組みを、じりじりしながら見つめている。 欧州連合(EU)からは、バローゾ欧州委員会委員長とファンロンパイ首脳会議常任議長が連名で、大統領再選への祝意とともに、安全保障や経済上の世界の諸問題に共同で対処するためのEUと米国との関係のさらなる強化を訴えるメッセージを送った。 一方で、実業界のリーダーの中には、オバマ大統領の再選に否定的な見方をするものもいるが、党派別の懸念を超えて金融市場は、米国が「財政の崖」問題解決のために何をするのかを見守っている。 仮に年末までに対策が講じられなければ、10年間で7兆ドルにも上る歳出削減と増税が自動的に発動されるため
(CNN) 減税延長問題などでの民主、共和両党の対立のあおりを受けて財源の手当てがつかず、米政府機関の閉鎖も危惧(きぐ)されていた問題で、上院は22日未明の審議で政府機関の職務遂行を今後半年間保証するつなぎ資金を認める法案を可決した。 法案の採決では賛成62票、反対30票だった。可決により、政府機関が閉鎖される事態は来年初期まで回避されることになった。法案はオバマ大統領が署名して成立する。 一部の上院議員は今年11月の米大統領選と同時に行われる改選を控えており、問題の根本的解決を来年に先送りする格好ともなった。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く