ポイント制度は、民間企業・商店での購入金額に応じてポイント(あるいはシール、スタンプ、ⅠCカードへの記録)を発行し、次回の買物にあたって、特典を与える仕組みである。景品の形での特典もあるが、ほとんどの場合は、ポイントに応じた金額を買物に使える形になっていて、実質上は値引きをしていることになる。これは、顧客囲い込みの手段として広く使われている。 顧客が得たポイントは、それを発行した店あるいは提携する加盟店のみでの次回以降の買物に使える。それによって顧客を自店あるいは加盟店グループに囲い込み、顧客を維持・拡大するのである。単なる値引きであれば、割安になった分を値引きした店以外で使われてしまうかもしれないが、顧客がポイントを貯めることに関心を持つ結果、外部に顧客が流出しないのである。 顧客からすれば、直接の値引きをしてもらった方が、その値引き分をどの店でも使えるので、特定店のみで使えるポイント制