中国内陸部のチベット族が多く住む地区で9日、中国政府の宗教政策などに対する抗議とみられるデモが行われて、およそ5000人が参加し、武装した警察官が多数出て警戒を強めているということで、緊張が高まっているもようです。 インドのダラムサラにあるチベット亡命政府や人権団体によりますと、中国内陸部・青海省の黄南チベット族自治州同仁県で9日、学生などおよそ5000人がデモ行進しました。 学生らは、チベット族への抑圧をやめるよう求めるスローガンを叫びながら、地区の中心街などを練り歩いたということで、中国政府の宗教政策などに対する抗議とみられます。 同仁県では、8日も数百人規模のデモが行われたほか、今週に入ってから、チベット族の元僧侶など合わせて3人が相次いで焼身自殺をしたということです。 中国では、5年に一度の共産党大会が8日から始まり、今月15日には新しい最高指導部が発足する見通しで、抗議行動には国