コペンハーゲンの海戦(コペンハーゲンのかいせん、英: Battle of Copenhagen、丁: Slaget på Reden)は、1801年4月2日にデンマークのコペンハーゲン近くに停泊していたデンマーク海軍の艦船群と英国艦隊が戦った海戦。もともとデンマークの海軍力がフランスに合力することをイギリスは警戒しており、これに双方の外交上の行き違いが重なって戦闘が発生した。英国海軍は艦船の喪失なしで、デンマーク艦船15隻を破壊・捕獲して大勝した。 海戦後に改めて交渉が行われた。デンマークは安易に武装中立同盟を離脱してイギリスに与すれば、(親仏的な)ロシア皇帝パーヴェルを刺激することになると警戒していたが、皇帝の死を知らされ、ロシアの報復を恐れる必要がなくなったため、イギリス側の条件に同意した[2]。 この戦いは、1800年の後半から翌年初めに掛けての、フランス革命戦争に係わるいくつかの外