Digest認証(ダイジェストにんしょう)とは、HTTPの認証方法(HTTP認証)の一つ。ユーザ名とパスワードを暗号学的ハッシュ関数でハッシュ(ダイジェスト)化して送る。Basic認証では防げなかった盗聴や改竄を防ぐために考案された。 使用する暗号学的ハッシュ関数としては、当初MD5が規定され、後にRFC 7616でSHA-2(SHA2-256およびSHA-512/256)が加わっている。 典型的なDigest認証におけるHTTPクライアントとHTTPサーバの間の通信を紹介する。 だいたいの流れは以下のようになる。 クライアントは認証が必要なページをリクエストする。しかし、通常ここではユーザ名とパスワードを送っていない。なぜならばクライアントはそのページが認証を必要とするか否かを知らないためである。 サーバは401レスポンスコードを返し、認証領域 (realm) や認証方式(Digest)