NTTドコモ関西支社は10日、大阪市内で開いた新モデル発表会見で、1秒間に最大150メガバイトの高速データ通信に対応した基地局を、平成27年3月までに全国で計2千局建設する方針を明らかにした。これまでの最大速度は112・5メガバイト。東京都や大阪府では最大75メガバイトだった。通信網の拡充による快適なネット環境をアピールする。 設置件数の地域ごとの内訳は公表していないが、永田清人支社長は「料金、ネットワークとも関西は厳しい競争をしている。(2千局の)3分の1は関西」と強調した。対応エリアはJR大阪駅、天王寺駅などの主要な施設から順次拡大していくという。 また、近畿2府4県対象の独自サービスとしては長期利用者に対し、宝塚歌劇団の鑑賞券などが当たるキャンペーンを実施。来年3月末まで、毎月端末から申し込むことができる。