恵方巻 恵方巻、恵方巻き(えほうまき)とは、節分に恵方を向いて食べると良いとされる、一種の縁起物である「切り分けられていない太巻き寿司のこと」[1]。 関西圏においては、恵方に向かって太巻き寿司(「丸かぶり」「丸かぶり寿司」とも呼ばれる)を無言で頬張りながら食べると願いが叶う、という独自の食文化・風習である。 商都大阪発祥の風習と言われているが[2][3][4]、その起源の定説は未だ存在せず不明な点が多い[5]。 1998年頃から全国へ広がり[6][7][8]、2000年代以降に急速に広まったと言われるが[9]、それ以前に「恵方巻」と呼ばれていたという文献類は見つかっていない[9]。 そもそも、現代日本で用いられている新暦(太陽暦[10])へ改暦する前の旧暦(太陰太陽暦)の1月(睦月)は新暦の2月頃に当たり、睦月は春を意味していた[11]。つまり、「正月」前日の「大晦日」が即ち「立春」前日