万景峰号は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の資金で建造された。1984年まで在日朝鮮人の帰還事業に使われ、以後は貨物船となった[5]。 北朝鮮は外国人観光客誘致のため海上観光の航路に万景峰号を就航させようとしていたが、老朽化のため改修に膨大な資金と期間を要することから難航していると報じられていた[5]。 2017年5月8日よりロシアのウラジオストクと北朝鮮の羅先経済特区を結ぶ定期航路が開設され、この航路に貨客船「万景峰号」が使われることが明らかとなった[6]。しかし、ロシア側の受け入れ態勢が間に合わず、2017年5月17日午後に羅先の羅津港を第1便が出発し、18日早朝にウラジオストク港に到着、1週間ごとに両港を往復する[4]。ロシア側の説明によれば乗客に北朝鮮人はおらず、殆どは中国人であるという[4]。2017年6月7日-8日にかけて日本のフジニュースネットワーク取材クルーが北朝鮮の羅先か