「ジョゼと虎と魚たち」(ジョゼととらとさかなたち)は、田辺聖子の短編恋愛小説、及び本作を表題作とする短編集。『月刊カドカワ』1984年6月号に発表、角川書店より1985年3月27日刊行の同名短編集に収録された。足が悪いためにほとんど外出をしたことがないジョゼと、大学生・恒夫との純愛を描くラブストーリー。 2003年に実写映画化され、2020年には韓国で実写映画がリメイクされた。また、同じ2020年には原作小説から新しく脚色した劇場アニメ版が公開された。劇場アニメ版は同タイトルでコミカライズ、および再ノベライズ化されているメディアミックス作品。 下肢麻痺の山村クミ子はジョゼと名乗り、生活保護を受ける祖母と二人暮らし。祖母はジョゼを人前に出すのを嫌がり、夜しか外出させない。ある夜、祖母が離れたすきに何者かがジョゼの車椅子を坂道に突き飛ばす。車椅子を止めたのは大学生の恒夫だった。それをきっかけに