自画像(1815年) 『カルロス4世の家族』(1800-1801年、プラド美術館所属) 『1808年5月3日、マドリード』(1814年、プラド美術館所属) 1746年、スペイン北東部サラゴサ近郊のフエンデトードス(スペイン語版)(当初はFuentedetodos フエンテデトードスと呼ばれていた。la fuente de todos“総ての者の泉”という意味)に生まれた。父親は鍍金師であり、芸術を愛好する気風の中で育った。 14歳の時から約4年間、サラゴサで地元の画家に師事して絵画の修行をする。この間、後に義兄となる兄弟子フランシスコ・バイユー、その弟ラモーン・バイユー(英語版)に出会う。1763年と1766年の2回、サン・フェルナンド王立アカデミーに出品したが落選している。 1770年、大画家を目指してイタリアのローマに出た。イタリア滞在中にルネサンスの傑作に出会い、フレスコ画の技法を学