【北京=幸内康】北京市当局が出版社に対し、日本人作家や日本関係の書籍などについて出版を止めるよう通告をしていたことが、出版関係者の話で分かった。 日本による尖閣諸島国有化の報復措置の一環とみられる。中国全土に広がれば、中国に進出している日系出版業者にも影響が及びそうだ。 広東省広州市で9月末から予定されていた日本などのアニメ・マンガに関するイベントが当局の指導により中止になっている。また、中国国有の携帯電話大手「中国移動通信」は14日、NTTなど日系企業とともに提供していた日本のアニメや雑誌などの閲覧サービスの停止を発表した。