関連トピックス原子力発電所東京電力4号機使用済み燃料プールから取り出した未使用燃料。取り出して傷やさびがないか調べた=28日、東京電力提供 東京電力は28日、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールから試験的に取り出した未使用の燃料集合体1体を調べたところ、大きな異常はなかったと発表した。4号機は水素爆発で原子炉建屋が吹き飛び、プールにコンクリート片などが飛び散ったが、大きな傷はなかった。 燃料集合体は長さ約4.5メートル、重さ約300キロ。未使用の燃料2体を7月中旬に取り出した。28日はそのうち1体を目視で調べた。プールから取り出す際に重さがかかる金具や燃料棒には大きな変形、傷、さびなどはなかったという。ただ、燃料集合体の隙間に建屋の爆発で砕けた壁の一部とみられる小石状の異物が十数個見つかった。 4号機のプールには現在、使用済みを含む1533体の核燃料が残されている。来年12月に本格