バックエンド事業大手の米国エナジーソリューションは18日、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射性廃棄物について、米国内での処理が可能との見解を示した。 国際法上、放射性廃棄物の海外処分は不可能だが、汚染金属のみをリサイクル目的で受け入れれば問題はないとしている。 既に日本の企業が強い関心を示しているもよう。 福島第一事故に伴う放射性廃棄物のリサイクルが実現すれば、日本国内の貯蔵施設を縮小でき、周辺自治体の負担軽減につながる。 エナジーソリューションは、米国テネシー州オークリッジ近郊にあるベアクリーク処理施設で、放射性廃棄物の処理を展開している。 同施設には溶融炉、圧縮機、焼却炉があり、このうち溶融炉では溶融除染技術を使ってカナダ、ドイツ、英国、ベルギーなどの汚染金属をリサイクルしてきた。 (本紙1面より抜粋)