先物取引(さきものとりひき、英: futures contract)は、デリバティブ(金融派生商品)取引の一つで、価格や数値が変動する各種有価証券・商品・指数等について、未来の売買についてある価格・量での取引を事前に決める取引のうち、最終取引日や取引量の単位が定型化され市場で扱われるものを指す。一方、これらの単位が定型化されず、相対で決定されるものは先渡取引と呼ばれる。先物取引は市場デリバティブ取引となる。先物取引はかつては定期取引や清算取引とも呼ばれた。 先物取引においては、市場が期日(取引最終日・納会日)を決める。売買の当事者が任意に期日を決める先渡取引とは異なる。 取引を行う者から見ると、取引所に対し買いまたは売りの発注を行い、それが取引成立となると、買いまたは売りの地位(ポジションと言われる)を得ることになる。 期日までの期間で反対売買(例えば最初に売りを行った者であれば、その売り